齋藤です。


明日の研究日を利用して、奈良女子大学付属中等教育学校にお邪魔すべく、奈良に来ています。


夕方に奈良に着いたので、ちょうど開かれている正倉院展に行ってきました。


皆さんご存じの通り、正倉院は奈良東大寺にある、聖武天皇ゆかりの宝物(ほうもつ)が数多く収められている施設です。


今回の展示では、10件の初出陳を含む58件の宝物が公開されました。


槃龍背八角鏡(ばんりゅうはいのはっかくきょう)は、中央に亀、それを囲むように配された双龍が特徴的な古鏡です。


羊木臈纈屏(ひつじきのろうけちのびょうぶ)は、画面中央に大きな巻き角を持つ羊、上部に2匹の猿が遊ぶ樹木、その上方を飛ぶ花喰鳥(はなくいどり)、下方には後方を見送る鹿が配された8世紀の代物。


緑瑠璃十二曲長杯(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)は、ガラスでできた楕円形の盃。鉛が配合されているため、美しい緑の発色があります。


いずれの品も、災禍や戦火を逃れて今日まで受け継がれてきた品々。1300年近く前のものが残存するまさに宝物の世界でした。


明日は、奈良女子大学付属中等教育学校にて、国語科が取り組んでいるプログラミング学習の授業を参観してきます!


※画像は、YOMIURI ONLINE および宮内庁のサイトからお借りしました。